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蘇えった船のエンジン

静かに4ケ月程眠っていた船のエンジンが目を覚ましました。このエンジンはあの3/11東日本大震災の時、此処茨城の地にも津波が押し寄せ、鹿島港に停留中の船の物です。あの日何隻も海の中に沈み、被害の大きさに改めて、自然の脅威を感じたものでした。
大型クレ-ンで船体を引き揚げ、エンジン部分を私共の工場に運び、洗浄をし、各パ-ツ事に名札を付け、錆無いよう細心の注意を払いながら修理をして行きました。我社でも船のエンジン修理は初めての経験でしたが、そのエンジンが白い白煙と共に、ドッドッドと唸り音を上げ動き出した時は、拍手が起こりました。
車の車検整備や修理の合間に、作業を進めましたので、気がつけば4ケ月がアッという間でした。普段扱ってる車のエンジとは大きさも違うので「トルクの締め具合も大変勉強になりました」との従業員達の言葉には、私も嬉しかったです。次は船体の修理です。これも近い内、ここでする予定です。もう一度太平洋に浮かぶ雄姿が楽しみです。最後にお客様の喜ぶ姿もまた、楽しみです。

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